KIWI LIFE of MOANA

世界の果てニュージーランドからKIWIとの国際恋愛や日常生活、それからニュージーの福祉/教育を発信!ワーホリ・ギリホリの人を応援したい情報ブログ。

ニュージーランドのビザと私。ワーホリビザからパートナービザで居住権まで全5種の軌跡

ニュージーランドに初めて足を踏み入れた2017年から3年と3カ月、当時はまさかこんなに滞在が長くなるとは思っていませんでしたがここまで来てしまいました。

 

それほど波乱万丈ではなかったかもしれないけれど、色んなビザを使って滞在してきたのでその道のりを残しておこうかなと思います。

 

この記事を読んでほしい人⇩

  • ニュージーランドに滞在したい人
  • ニュージーランドの滞在が長くなりそうな人
  • どんな風に滞在しているのか体験談を探している人 など

 

私が取得してきたビザを時系列と共に追っていきますね。

 

まず初めに。

※ニュージーランド(以下NZ)ではVISAに関するアドバイスは政府公認のイミグレーションアドバイザーもしくは弁護士等でないと行うことができないと移民法に定められています。なので私にご相談いただいてもお答えできません✖

ここではあくまでも私の体験談をお話しします。

 

 

 

①ワーキングホリデービザ(1年)を手に初めてのニュージーランドへ!

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初めてのNZはワーキンングホリデー制度を利用したので、ワーキングホリデービザを所有。

 

ご存知の方も多いと思いますが要点だけ。

 

ワーホリVISAとは、18歳から30歳(国によって若干異なる)の若者」だけが使える最強VISA!

 

仕事をしてもいいし、勉強をしてもいいし、人によってはずっと国内を移動しながら旅を続ける人もいます。

 

2016年の5月に申請、6月に取得、2017年1月開始で2018年1月まで滞在可能。(出国時には31歳も半分終わっている超ギリホリ)

 

そんなワーホリVISAを使って滞在している時に今のパートナー と出会いました。

 

お付き合いを始めた時にはワーホリ期間はすでに半分を過ぎようという頃。

 

ワーホリ後も一緒に居るためにはやっぱり何かしらのVISAが必要でした。

 

②ワークビザ(パートナーシップ)を申請

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私が選んだのは(というか他に選択肢がなくて一択の)「Partner of a New Zealander Work Visa」 というVISA。

 

NZ人のパートナーのワークビザです。

 

パートナーとして滞在できて、仕事もできるよっていうVISAです。

 

ワーホリVISAが切れる約1カ月前に書類をそろえて申請。

 

そろえた書類は⇩

・申請書類(本人とパートナー)

・自分たちからのカバーレター(各1通)

・彼のママからのサポートレター

・私の職場のボスからのサポートレター

・私の友人2人からのサポートレター

・彼の親友からのサポートレター

・2人の付き合いのヒストリー

・継続して一緒に居る事を証明するアルバム

・住所を証明するための公的機関からの住所記載のある手紙と友達からの手紙

・ジョイントアカウントのバンクステイトメント

・メディカルチェックと日本の警察証明(必要かどうかは人による)

 

 

その時移民局のサイトを見るとVISA決定までの待ち時間なんと、

 

約90日!!!Σ(゚д゚lll)ガーン

 

やらかしました。間に合いません。ワーホリVISA切れる。。。

 

不法滞在者になって、見つかったら強制退去になるんじゃ。。。。。

 

ワーホリビザの期限:2018.1.6

パートナーワーク申請受理日:2017.12.10

 

③インテリムビザ(ビザの結果が出るまでのエクステンドビザ)

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でも 大丈夫!救済処置のInterim VISA(インテリム ビザ)が私を救ってくれました。

 

❛あなた次のVISA申請してるのよね、じゃあ今持ってるVISAが切れてから今申請してるVISAの結果が出るまで居てもいいわよ❜ っていうVISAです。

 

つまり、特別新しくこのビザを申請する必要はなく、自動的に発給されるタイプのビザでした。

 

このVISAのおかげで出国する必要なく②パートナーワークVISAの結果を待てました。

 

 

 

➋ワークビザの結果→日本帰国

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ワークビザの申請から本当に約90日、結果がでました♪

 

忘れもしない、朝起きてウトウトのまま受信ボックスを開いたら移民局からのメール。

 

 

 

 

 落ちた。。。(´・ω・`;)エッ?

 

 

 

でも救済処置が。。。

 

 

  

なかったんです。

 

もうその時持っていたインテリムビザが救世主で、救世主の救世主はなかった。

 

もしかしたら手立てはあったのかもしれませんが、公認アドバイザーや弁護士を使わず、自力でやっていた私たちには相談先もなくどうしたらいいのかわかりませんでした。

 

彼と離れて日本に帰らなくちゃいけないんだと思うと悲しくて悲しくて、2人で泣きました。

 

でも冷静になった私。

 

「ちょっと待って!いつまでに出国しないとアカンの??!」

 

メールをよく読むと、

『結果が出たので、救世主VISAもこのメールの送信と同時に失効したよ~。でも出国に準備が必要だろうから数日いてもいいよ。翌月の1日までに出てね~』って書いてました。

 

受け取った日が27日だったので1週間弱あるなって思ってたんです。

 

そして気づいたんです、今、2月だって。

 

えーーーーーーーーー!!!2月!明日で2月終わりやん!!!

 

つまり出国まで

メール受信日を含めて3日!でした。 

 

そんな殺生な。。。

 

涙もピタっと止まり怒涛のように航空券の手配やら、関係機関へのあいさつ回りから、家族に連絡したり、片づけ、最後の観光をして、本当に言葉通り怒涛でした。

 

今後どうしようかなんて話をする余裕もほぼなくニュージーから逃げるように去りました。

 

なんだかそのまま日本に帰るのはどうしても腑に落ちなくて、私は友達の居るシドニーでストップオーバーして遊んでから帰りました。1人NZに残された彼は本当に可哀想だったな。

 

こうして私のワーホリは幕を下ろしたのでした。

 

写真はビザの申請が却下されて最後の思い出作りに急遽Pihaへ。

 

2017.1.7~2018.1.6(ワーホリビザ)

2018.1.7~2018.2.27(インテリムビザ)

 

 

経験からのアドバイスは「早めに動きましょう」と言う事。

ビザが却下された時にまだワーホリビザだったら、なんとかなったかもしれない、らしいです。

でも、この後数カ月間の遠距離恋愛が始まるんですが、結果的には私たちにはこの遠距離は必要な時間だったなと今振り返ると思うので帰ってくる手立ては見つかるはずです。

 

④長期の観光ビザ(9カ月)の申請と取得

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そこから5か月間の遠距離を経て、NZに戻ってきました!

 

取ったVISAは長期の観光VISA。

 

家族や友達に会うために滞在することも許されているので、旅行をしなければならない訳ではないんです。

 

≪申請≫

日本から日本のオフィスに郵送で申請。

・申請用紙

・スポンサー申請用紙

 ・パスポートコピー、バンクステイトメント

 

申請時に今後9カ月分の生活費を証明できるほどの預金がなかった私は彼のお母さんにスポンサーになってもらいました。

 

自分だけで申請できればこんなに大変ではなかったのですが、遠距離をしている間に一度彼が日本に遊びに来てくれたのでその時に書類を揃えて日本に運んでもらいました。

 

 

それで彼と彼のお母さんとの家に戻ってきたぁ~!

 

でもこのVISAは働くことが一切認められていなかったので、このビザ保持期間の約半年間は引きこもり生活をしました。

 

ビザ申請受理日:2018.6.8

ビザ発給日:2018.6.12

 

発給までたった4日、そして約1か月後の2018.7.20までにニュージーランドに入る事、と書かれていました。

 

仕事を少ししていたので調整+迷惑をかけることになってしまったけど、周りは状況を知ってくれていたのでなんとかしてもらえました。

 

 

⑤ワークビザ(パートナーシップ)を申請2回目と取得

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ニュージーランドに無事に戻ってきて、生活を再開した訳ですが、長期の観光ビザの期限は9か月間だったので、前回の失敗を踏まえ早めに次のVISA(前回落ちたのと同じ Partner of a New Zealander Work Visa) の準備をして申請!

 

前回の申請時よりも交際期間が長くなってきていましたが、どうしても「お金の共有をしているという証明」「一緒に住んでいる証拠」が難しく悩みました。

 

その証拠がどうしても証明できなかったけれど、遠距離の間に彼が日本を訪問して私の家族や友だちにあった写真をたくさん出し、サポートレターを私の両親、彼の父、彼のいとこたちにきちんと交際している文言を入れてもらい、それから一緒に住んでいた同居人とご近所さんには「一緒にすんでるよ!」というのを前面に押し出したサポートレターをお願いしました。

 

周り総出でサポートしてもらいました。

 

その時のVISAの結果待ち時間は だいたい59日以内。(前より1か月も短くなってる♪結構変動するらしいです。)

 

観光VISAの間に結果は出るな~って思ってたらちゃんと出ました。

 

長かった。1回目の申請からイミグレに「パートナーと認めてもらえるまで」1年と1か月かかりました。

 

いや、えっ、申請受理からたった19日やん、今回。

 

メールを見たとき1人だったんですが、完全に拍子抜け (笑) と同時に思ったよりも連絡が早すぎて結果じゃなくて他の内容のメールかと思って何度も何度も読み返しました。内容は大体わかるけど、信じられずに不確かな単語全部調べました (笑)

 

そして確信。

 

彼に電話する(すでに半泣き)→出ない。(仕事中だもの)→1人でオイオイ泣く。嬉しいー( ノД`)…

 

落ち着いた頃に彼から電話かかってくる。→報告(また泣く。電話越しで彼はAWESOME!!!を連呼。イェッピー!って言ってましたw)

 

今までもいくつかのビザを取ってきましたが、この時ほど

'We have approved your Work Visa application.'(あなたのビザ申請を承認しました)

 が嬉しかった事はありません。

 

やったぁ~(´;ω;`)ウゥゥ 今思い出しても泣けます(笑)

 

最初に載せたピンクの花はこの日彼が私にくれた花束です。一緒に乗り越えたなぁ~

 

 

観光ビザの期限:2018.7.18-2019.4.17(9カ月間)

パートナーワーク申請受理日:2018.12.22

パートナーワーク発給日:2019.1.9(~1年間のビザ)

 

⑥ワークビザ(パートナーシップ)を申請3回目と取得

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「1回パートナーと認められたらここからは楽だよ」と色んな経験者から言われましたが、私は3日でニュージーランドを出ていけ!と言われた過去があるのでそんなに悠長にできる訳もなく少し早めに準備しました。

 

この時はほとんど同じ書類を揃えるだけだった+この間に彼ママの家を出て2人暮らしを始めたので証拠書類も十分!

・少しの追加写真

・お互いのカバーレター

・ジョイントアカウントのバンクステイトメント

・不動産会社とのアパートの契約書 

・X-Ray検査(個人によってタイミングは違う)  など

 

 

申請日:2019.10.1

発給日2019.10.29(~1年間のビザ)

 

今回大きく違ったのは、これまでは書類をイミグレーションオフィスに投函する申請方法を使っていましたが、イミグレオフィスが閉まったので郵送ORオンライン申請だけになっていたので始めてオンラインで申請。

 

これから申請する人はまずRealMeというサイトでログインできるようにしないといけないので、ビザを申請すると決めたらまずRealMeを作っておきましょう。(イミグレページから申請するところに進めばRealMeにたどり着くはず!

そこで申請ページをまずは確認しておけば、自分が申請に何が必要か整理できると思います。途中でもセーブできるので、いざ申請する時に開設すると思ったより時間がかかります。(体験談)

 

⑦レジデンス(パートナーシップ)を申請

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そしてついにここまで来ました、レジデンス(居住権)ビザ。

 

ここが永住権までの中で一番の難関と言われているらしいです。

 

最難関な事もあり、このビザを「永住権」と思ったり言ってる人がいるんですが、あくまでもまだ期間限定の「居住権」です。

 

色んな所から情報を得る場合、言葉の持つ意味合いが違って混乱することがあるかもしれませんのでご注意ください。

 

2年目のパートナーワークが出てすぐにイミグレのページを調べると審査期間だいたい11か月となっていました。

 

つまり2020.10.28にビザが切れる私は2019.11.28に申請したとしてやっと11か月に間に合うという超高速で準備をしないといけない状況に。

 

ついこの間ビザ申請しておりたばっかりなのに、、、です。

 

遅くても2019年、年内に申請しようと話していましたが遅く遅く遅くなり、

申請日:2020.3.21

申請受理日:2020.3.24(この時には審査期間約10か月になってました)

 

この間に婚約したんですが、申請が遅れたおかげ?で「婚約したよ!」という1つの大きなGenuine Relationshipの証明が増えました!

 

しかし、この2日後からコロナによるロックダウンが始まり、イミグレからも審査送れるよ~っていうメールが。さて、どれくらい待つことになるのでしょう。

 

 

今回申請に準備したもの⇩

・私の情報はオンラインで打ち込むのがほとんどで申請書類はなし

書類で準備してPDFに移してアップロードしたもの⇩

・私のパスポート(ID)

・パスポートサイズ写真

・パートナーの申請書類 INZ1178(JPのサインが必要)

・戸籍謄本(実物と英語翻訳されたもの)(翻訳会社に依頼)

・日本の無犯罪証明書(指紋採取必要・申請から手元に届くまでに約2カ月)

・オーストラリアの警察証明(指紋採取必要・申請から手元に届くまで1カ月)

・バンクステイトメント

・アパートの契約書

・2人の付き合いの時系列をまとめたもの

・前回の申請からの写真(ワードに写真を貼り付けて作成)婚約指輪の写真も!

・2人のカバーレター(各自)

・家族や友人からのサポートレター

  ・私の両親

  ・私の弟夫婦

  ・彼の母親

  ・彼の父親

  ・彼の兄夫婦

  ・彼のいとこ

  ・私の友人3通

 

とにかくビザを申請すると決めた人はRealMeの申請ページ作ってください!

そこで各自何が必要かまずチェック。

それから書類の準備に入るのが良いと思います。

 

 私のようにオーストラリアワーホリ→ニュージーワーホリの人も多いと思うのでそんな人はこれをチェック⇩

www.kiwilifeofmoana.com

 

 日本の警察証明の取り方はここから⇩

www.kiwilifeofmoana.com

 

 

 

 

上記の書類でどうなるでしょう。

追加書類いるかな?何が起こるかわかりませんが、今できるのはただ待つだけなので待ちます。

 

また動きがあったら追記したいと思います。無事に取れますように。

 

ちなみにこの居住権の申請の時にはインテリムビザがおりないらしいと聞いていて、10.28までにビザが下りないと私は一度出国しないといけないらしいです。

 

約半年後。その頃私はどこに居るのでしょう、、、帰国の準備もしないといけないかな。コロナ、その頃には収まっていますように。。。

 

 

 

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海外に住もうとすると絶対に起こるVISAの問題。

様々な国で要件が厳しくなっていると耳にします。

 

外国人同士でオーストラリアに住もうとチャレンジしている友達、アメリカ人と結婚してアメリカのグリーンカード(永住権?)結果待ちしている友達など、私の周りにもVISA問題と戦っている人たちが多くいます。

 

時間もお金もかかるけど、パートナーシップのビザだと2人で乗り越えた強さが手に入ります! 同じように悩んでいる人や、これからそういうことが起こりそうで不安な人にこの記事が届くといいな。

 

全力で共感します!共感してくれる人がいるだけで心強かったから。

 

全力で応援します!自分が色んな人に応援してもらったから。

そしてすべての人がVISAのせいで悲しい涙を流さなくて済むことを心から祈ります!

 

 

やっぱり長くなってしまった。最後まで読んでくれた方、ありがとう。

 

 ではまた、See you!